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絵本『ふたりのひとりたび』のキツネと小鳥の関係が前半はモスとニック、後半はジャックとアダム神父っぽくて面白い

『ふたりのひとりたび』はフォトグラファー&イラストレーターの山咲めぐみさんの、写真とイラストを融合させたユニークな絵本です。以前、本屋で一目惚れして買って帰りました。

 

一人旅中のキツネの前に青い小鳥が現れ、キツネの行動を真似しながらついてきます。これでは一人旅ではなくなると、小鳥を指差して怒鳴りますが、なんとその指に小鳥がとまります。そんな小鳥にほだされて、ついてくるのを許します。その後は、別人のように小鳥を優しく気遣います。寒くないかと言って、自分の上着(毛皮)を着せてあげて小鳥がシッポつきの黄色い毛玉になっているのが可愛いです。

 

前半の、真似しながら勝手についてくるとか、怒鳴ったのに予想外の反応をされるのって『ハード・ウェイ』に似てます。後半の、小鳥のことを何かと気に掛けるキツネは、『ヴァンパイア/最期の聖戦』でアダム神父が秘密を話したとたん優しくなったジャックみたいだなと思います。キツネの喋り方とか表情とか、私にはジェームズ・ウッズに見えてしょうがないです。

 

こちらのサイトで途中まで読めます。

miraipub.jp

 

bookmeter.com