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「少年サンデー新人漫画家勉強会」ルポ漫画での藤田和日郎先生の「人の心が変わるドラマ」の説明に感動

たまたまこのルポ漫画のポストを見つけました。

漫画家の西村マリコ先生が「少年サンデー新人漫画家勉強会」に参加して描かれたルポ漫画のうちの1つ。他に青山剛昌先生、高橋留美子先生、畑健二郎先生の講義のルポ漫画もあります。

ルポ漫画の中で藤田先生は、「人の心が変わるドラマ」とは、欠けたところがある主人公に欠けたところを埋めるものが合わさって大団円となる結末を迎えるということだと語っています。西村先生によると、藤田先生は著書『読者ハ読ムナ(笑)』でもそのことについて書いているそうです。

 

うしおととら』でいうと、欠けたところがある主人公はとら、欠けたところを埋めるものは潮だと思います。最終回が『うしおととら』に似ており「うしとらエンド」と言われる『仮面ライダーオーズ』は、映司とアンクがお互いの欠けたところを埋めていったストーリーだと思います。

 

藤田先生が好きな映画の1つ『ハード・ウェイ』も「人の心が変わるドラマ」です。欠けたところがある主人公はジョン・モズ刑事、欠けたところを埋めるものは俳優ニック・ラングだと思います。コメディ映画とみられがちですが、恋人にも心を開けなかった刑事が、自分に憧れる俳優にしつこくつきまとわれるうちに、徐々に他人に心を開けるようになる人間ドラマでもあります。

 

私はそういう「人の心が変わるドラマ」が大好きです。

 

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