私は4人の個性的な登場人物が目的に向かって助け合う、『西遊記』感がある作品が好きです。たとえば冨樫義博先生の漫画『幽★遊★白書』。当初のタイトル案は『幽遊記』だったそうです。
ちなみに、冨樫義博先生はジャンプGIGA2016年Vol.1の岸本斉史先生との対談で、一番好きな映画は『エイリアン』だがそれより観ているのはジョン・カーペンター監督の『パラダイム』だと話しています。『レベルE』は『エイリアン』やジョン・カーペンター監督の影響を受けていること間違いなしですね。
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冨樫せんせの「#レベルE」がトレンドに上がってるけど、あれカーペンター監督の世界なんよな。
— はくさい (@saposya_movie) 2022年7月1日
そういえば冨樫さんが好きな映画と挙げているジョン・カーペンターの「パラダイム」を観なきゃ。
— だらく2023🐰 (@daraku481) 2019年1月3日
『ヴァンパイア/最期の聖戦』にも若干『西遊記』感があると思います。
孫悟空=ジャック
三蔵法師=アダム神父
猪八戒=モントヤ(←ちょっと太ってますし)
経典=黒の十字架
三蔵法師の数珠=アダム神父のロザリオ
若干『西遊記』を感じるポイント
- ジャックはアダム神父を「神父」(山路和弘版は「神父さん」、野沢那智版は「神父」、字幕は「神父」)と呼び、孫悟空は三蔵法師を「お師匠様」と呼ぶ。
- アダム神父はジャックの汚い言葉を「Language!」とたしなめ、三蔵法師は呪文を唱えて悟空の頭の輪を締め懲らしめる。
- アダム神父は黒の十字架を探しにバチカンからアメリカに渡り、三蔵法師は経典を求めて天竺に向かう。
堺正章さん主演ドラマ『西遊記』はバラエティ番組のVTRでしか見たことないのですが、西遊記の登場人物 - Wikipediaを見ると、キャラクターの性格や変化に共通点がある気がします。アダム神父も最後冗談を言うようになりましたが、夏目雅子さん版三蔵法師も冗談を言うようになったんですね。