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『トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念』は『ハード・ウェイ』『ヴァンパイア/最期の聖戦』と合わせて3部作のよう

『トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念』は1989年の映画。今は薬物事件の弁護ばかりしている元有能弁護士エディ・ドット(ジェームズ・ウッズ)が、若手弁護士ロジャー・バロン(ロバート・ダウニー・Jr.)とともに韓国系青年シュー・カイ・キム(ユウジ・オクモト - Wikipedia)の殺人事件の冤罪を証明しようと奮闘しながら、かつての情熱を取り戻していくストーリー。

トニー・セラという実在の弁護士が、殺人の罪で服役していた移民チョル・スー・リーの無罪判決を勝ち取った実話に基づいています。

True Believer (1989 film) - Wikipedia

Tony Serra - Wikipedia

Chol Soo Lee - Wikipedia

time.com

本人たちが出演の2022年のドキュメンタリーのトレーラー

www.youtube.com

 

日本ではVHSだけでDVD化はされていません。英語版ではVHSのようなレトロなパッケージのBlu-rayが発売中で、私はこれを買いました。

Amazon | True Believer (Retro VHS Packaging) [Blu-ray] | 映画

 

なぜ英語オンリーなのに観てみようと思ったのかと言うと、下の「法律関係者のための映画案内」というブログのレビューのこの部分を読んだからです。

そんな彼の元にシカゴ大学ロースクールを優秀な成績で卒業したばかりのロジャーが大荷物を抱えてやってきます。演じているのは、若干24歳のロバート・ダウニー・Jr。ロジャーは、エディの論文に感銘を受け、弟子入りを志願して押し掛けてきたのでした。

引用元:第219回「トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念」 True Believer(1988) : 法律関係者のための映画案内 (livedoor.jp)

 

なんか『ハード・ウェイ』っぽくない!?と思ったのでした。『ハード・ウェイ』は刑事役をやりたいアイドル俳優ニック・ラング(マイケル・J・フォックス)が刑事ジョン・モス(ジェームズ・ウッズ)をニュースで見て役作りのためにモスのところに荷物を持って押し掛けてきます。

 

で、わくわくしながら観始めたら、『ハード・ウェイ』のベニー刑事役の人が囚人役で出てきました。ここにも共通点が!その後登場したロジャー役のロバート・ダウニー・Jr.の若さと白さにびっくり!アイアンマンにもこんな可愛いときがあったとは。

ロジャーは何個も鞄を抱えてタクシーから降りてきて、裁判所内を走ります。海外のイラストサイトにそのシーンのロジャーのファンアートがあります。ロバート・ダウニー・Jr.が弁護士役でどう進化していったかという絵です。上手です。

Lawyer RDJ Evolution! by Hallpen on DeviantArt

 

この『ハード・ウェイ』のようなシーンが最初のほうにあるのですが、ラストにはなんと、『ヴァンパイア/最期の聖戦』のようなシーンが。エディとロジャーが並んで歩きながら刑務所を出ていくところを背後から撮影しているシーン。『ヴァンパイア/最期の聖戦』ではジャックとアダム神父が並んで歩きながらヴァンパイアの残党が潜む刑務所に入っていくのを背後から撮影したラストでした。どちらのラストも、2人がいい相棒になったのが分かる会話が面白いです。

 

1989年『トゥルー・ビリーヴァー/はぐれ弁護士の執念』

1991年『ハード・ウェイ』

1997年『ヴァンパイア/最期の聖戦』

私にとってこの3作品はジェームズ・ウッズ&若い相棒という3部作。『ハード・ウェイ』や『ヴァンパイア/最期の聖戦』のファンなら、この映画をぜひ観てみてほしいです。