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二見文庫『ハード・ウェイ』のニックはフロッグ・ドッグの食べ方が下手くそすぎる

前の記事で、二見文庫『ハード・ウェイ』は映画と違うところがいっぱいと書きました。具体的にどう違うかについて、何記事かに分けて書いていきます。今回はフロッグ・ドッグを食べるシーンについてです。

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フロッグ・ドッグは、ホットドッグにフライドポテトをふりまいて、マスタードをかけて作ります。
小説のモスの食べ方は映画以上に豪快で、フライひとつ落とさずに、パクリとひと噛みで半分を食べてしまいます。それを見たニックも同じように食べようとします。


まずは作るところからですが、初挑戦のニックはフライをドッグにふりまくとき、半分以上を舗道に落とします。マスタードを塗るときはドッグより自分の手についてしまいます。ようやくできあがって、モスのように口に押し込もうとしたら、大半が顎とシャツにくっつき、地面に落ちてしまいます。ニックはモスの隣に座り、口に残ったわずかなフロッグ・ドッグを考え深げに噛みしめます。
 
映画だと、健康に悪いと思いながらモスの真似をして口いっぱいに頬張って無理して食べている感じで、最後食べ残してポイッて捨てていましたが、小説のニックはだいぶ下手くそで、食べたかったのにわずかしか食べられなかったという感じです。