『ハード・ウェイ』は単なるアクションコメディではなく、恋人にさえ心を開けなかった孤独で短気な刑事ジョン・モスが、どんなに怒鳴ろうがひどいことをしようが憧れの自分から離れない俳優ニック・ラングとの捜査を通じて、次第に他人に心を開けるようになるヒューマンドラマでもあると思っています。
また、マイケル・J・フォックスとジェームズ・ウッズ自身も新たな自分を見つけられた映画でもあります(詳細は下の記事)
何かを手に入れるためには少々のことではめげない強さが必要なこと、人が変わるのは簡単ではなく、時に荒療治も必要なのだということを、この映画は表現していると思います。だから『ハード・ウェイ』。
前の記事でも書きましたが、ダニエル・パインが脚本として撮影中もいてくれたら、もっとヒューマンドラマの要素が強くなっていたと思います。